ザグレブ出発〜オシエク到着 8月30日

の日は電車で、研修地のOsijek(オシエク)まで移動します。朝、電車は10時発でしたが、少し時間があったためフランスのバックパッカーのアクセルさんとカフェに。DSC00446 DSC00447

アクセルさんとお別れし、電車に。ここで、よくわかりませんがちょうど10Kn(200円)足りないからくれないか?というおじさんに話しかけられたので、とりあえずあげたら、有益な情報を教えてくれました。どうやら、この電車は途中で切り離され、Osijekに行く車両とブダペスト(ハンガリー首都)に行く車両に分割されるということで、Osijekに行くためには後ろ3両に乗っていないとダメとのこと。あまり英語の表示やアナウンスもないため、このおじさんがいなければ危なくブダペストに連れて行かれるところでした。DSC00449

車両は、少なくとも東京近郊では見ないような重厚なもの。DSC00450

 

 

ザグレブを出発。10時よりは少し遅れ?DSC00455

車内販売でポテチ購入。DSC00461

ボックス席のようなところに一人で座っていると、物乞いの親子が来て、「クーナ、クーナ」とせがまれました。どうやら、お母さんと子供と赤ちゃんで、赤ちゃんにあげるミルクがほしいということらしく、よくわからず数Knあげてしまいました。が、後から考えると身なりもそれほど汚くなく、そもそも電車に乗るお金も持っているわけなので、本当に物乞いする程貧乏なのかは謎なところ。

ボックスの前後両側が何故か鏡に。DSC00467

ほとんど見渡すかぎりの畑と草原の中を駆け抜けていきます。DSC00470

途中の駅。電車が発車した後、降り遅れた人がいて、急ブレーキで止まるということがありました。こういう時に止まってくれるというのは、日本じゃあまり考えられませんね。DSC00473 DSC00475 DSC00477

終点のOsijekに到着。この後、現地のIAESTE委員の人に会い、アパートに向かいました。とりあえず荷物を置いたら、委員の人と警察に居住の申請のようなものをしに行ったり、モバイルルータを探すために携帯ショップに行ったりしました。DSC00482

アパートはまあボロく、ところどころ壊れている・・・。翌日に2人の研修生が到着しますが、この日は一人で夜過ごすことになりました。廃墟のようで少し怖い・・・。

とりあえずつかれたのでグダグダしていましたが、あまりに暇だったので夜10時くらいになってそこら辺を少し廻ってみることに。とりあえず最初なので、防犯には用心していました。とは言え、こちらはスーパーなどのお店は夜9時でたいてい閉まってしまいます。日本のコンビニのような存在はこちらには無し。町の中心部まで行くと、マックだけは0時までやっているようだったので、初日の夜はマックに。フィレオフィッシュのセットを注文。それほど、日本と味は変わらず。ポテトはほんの少し違うかも。DSC00483 DSC00485

Osijek中心部にある教会。夜はライトアップされています。こちらでは、いろいろなところでライトアップを重視しているようです。DSC00489

クロアチアでの通信事情など少し。

クロアチアでは、BonBonという、プリペイド式で3G回線を提供している会社があります。これが非常に安価で、データ月4GB、通話やSMSもそこそこ出来て2000円以下です。SIMカードをSIMフリー携帯に挿入することで利用できます。チャージは街中にあるキオスクのような店ですることができ、非常に便利です。おそらく日本のb-mobileなどより安いです。利用の仕組みも単純明快で、SIMを挿して、料金をチャージし、SMSでプランのパッケージを選択するだけです。SIMは現地IAESTEからもらえる「Welcome Package」に含まれていました。

しかし、残念ながら多くの日本の携帯電話(含スマホ)はご存知のとおりSIMロックがかかっていて、海外のこのようなシステムを利用できません。他の国の研修生は単純にSIM差し替えだけで利用できているのに、残念なことです。このため、今後ある程度の期間研修を行う方であれば、SIMフリー携帯を日本で用意していくことを強くおすすめします。現地でも、電話やSMS、facebookなどは皆利用するため、端末はコミュニケーションのためにもほぼ必須です。自分はこれを準備していたため、非常に便利に利用できています。現地の物価が安いこともあり、高いローミング代を払うよりもずっと経済的です。
この場合、SIMカードには、大きさの規格が3種類あることに気をつける必要があります。とはいえ、外装の大きさが違うだけなので、知識のある人ならハサミでカットすれば大丈夫だったりはしますが。

余談ですが、現時点でiPhone 3GSは良い選択肢かもしれません。SIMフリー版が10000円前後で売っているらしく、SIMもカットの必要のない標準サイズ、加えて現地の人が利用しているSMS、メール、各種SNSなど全て利用することができます。

SNSは、facebookはやはりみんなやっています。今のところ、Twitterはあまり聞かないです。また、メッセージングにはWhatsAppというサービスがヨーロッパでは普及しているようです。Viberという人も一人いました。LINEはこちらでは普及していないようで、名前すら知らないという人もいました。東大でLINEの社長さんから聞いた話では世界中で広まっているということだったので、少し意外でした。

ザグレブで一泊。8月29日〜30日

空港を出ました。空港は小さく、入国審査の場所から外まではすぐでした。空港内に銀行があったため、円を少しクーナに変えておきました。この時点ではまだクーナとユーロがどちらが使いやすいのかわからなかったため、全てを変えることはしませんでした。DSC00258空港からザグレブ中心部までは多少距離があります。当初は電車で移動するつもりでしたが、空港の前からバスが運行しているようなのでこれに乗ることにしました。バス内では、おじいさんと話をしました。どうやら、クロアチアで生まれてオーストラリアに移住し、今は大学時代の古い友人を訪ねて戻ってきたところだということでした。バスの終点からザグレブ中心駅までも多少距離がありましたので、おじいさんの勧めでタクシーに乗っていきました。

この日は泊まる場所を予め決めていなかったので、ひとまずガイドブックに出ていたユースホステルを訪ねてみることにしました。スーツケースも重いので、とりあえず一番近いところに。満員だったら面倒でしたが、普通に入れました。1人部屋でトイレやシャワーの有無、6人部屋かなど聞かれましたが、当然、一番安いのを頼む!ということで、6人部屋になりました。一泊2500円くらい。実際には2人しかいませんでした。ここで、フランスのバックパッカーと知り合いになりました。どうやら、単なる旅行者ではなく、行った先々で仕事を見つけて数年単位で世界中を移動しているらしいです。

宿の裏に居たクロアチアの猫。あまり人に慣れていないようで、近づかせてはくれませんでした。DSC00265

とりあえず荷物を置いたので街へ。ザグレブ中央駅。DSC00270

駅前の広場。DSC00275 DSC00280 DSC00283 DSC00288

 

坂を上がり、ザグレブ旧市街に。見晴らしが良くなっていました。恋愛成就の言い伝えでもあるのか、フェンスにたくさんの南京錠が。DSC00304 DSC00306 DSC00310

この辺りには手作りの土産物を売る露店も多くありました。下は全く関係ありませんが、何故かあった招き猫。 DSC00319

すごい雰囲気。東欧のイメージにぴったり。DSC00339

夕方に。DSC00368

露店のトーキビ。一つ買いましたが、味は日本のと変わりませんでした。 DSC00375

バンド。左端のおっちゃんは最初バンドメンバーかと思っていましたが、ただの酔っぱらいおじさんでした。この後、少し話もしました(からまれただけ?)。DSC00377

マメブ。 DSC00378

聖母被昇天大聖堂、というところ。精緻な彫刻が巨大な建物全体に施されており、圧巻という他ありませんでした。DSC00386 DSC00396

うはー、、という感じしかしませんね。もう。DSC00435

少年ナイフ。名前は知っていましたが、海外で有名なんですかね。DSC00439

ユースホステルの6人部屋。DSC00445

それでは、今日はここまで!

出発!8月28日〜8月29日

 

研修の目的地に着いて、現地のアパートでの共同生活にも慣れてきたので、そろそろ記録をしていこうと思います。まずは、出発からさかのぼって書いていきます。文章は相変わらず冗長ですが、もしよければお付き合いください。DSC00191

いよいよ出発。近所の西大井駅から「横須賀線 エアポート成田」という路線が運行しています。これは、1時間に一本くらいで時間もかかりますが、成田まで乗り換えなしで行ってくれるというスグレモノ。直前の横須賀線に結構人が乗っていて、スーツケースを持って乗れるか心配でしたが、とっさに先頭車両に移動したらなんとかなりました。途中線路内に人立ち入りで10分くらい遅れましたが、早めに出発していたので事なきを得ました。DSC00195成田空港第1ターミナル北ウィング。おそらく、あの印象的だった中学2年でのジュネーヴのホームステイに出発したのと同じ場所で、少し胸が熱くなりました。空港のなんとなく非日常な雰囲気は好きです。DSC00197これから乗る飛行機。今回利用するのは「アエロフロート ロシア航空」です。ネットの情報では良くない噂もちらほらでしたが果たして。

とりあえず、機内清掃の遅れとかでいくらか搭乗が遅れました。また、乗ってみたら座席と壁の間にゴミが溜まってる・・・。というとクレーマーのようですが、別に気にしているわけではありません。ただ、「のぞみ」の掃除のおばちゃんのすごさは再確認しました。DSC00201飛行機に乗りました。飛行機の離着陸の瞬間などは今でも胸が熱くなります。特に加速して浮き上がる瞬間とか。子供っぽいようですが、ずっと窓にかじりついていました。これを予測してはじめから窓側の席を選んでもいました。

それにしても、飛行機というものは本当にすごいということを再確認しましたね。朝に大井町に立っていたものが、夜にはモスクワにいるわけです。明治時代には1ヶ月もかかっていたものが。本当に地球は小さくなったのだと思いました。DSC00213モスクワ・シェルメチボ空港に到着。写真とっていたらロシアのおじさんに早くバス?に乗るように怒られました。DSC00221シェルメチボ空港もネットでは悪いうわさもちらほらあり、共産党時代に作られてターミナルが汚いとか、対応が悪いとかという話がありました。が、写真の通り綺麗で、対応なども悪いことはありませんでした。このターミナルは新しく作られたもののようで、これと繋がっていない別のターミナルが古いようです。ターミナルはそのA,Bを除き全て渡り廊下で接続されたため、乗り継ぎにビザは必要ありませんでした。ただ、ザグレブ行きの飛行機は翌日で、入国できないため、この日は空港の床で寝るしかありません。まあ、普段から部室、家の床、研究室の床で寝ているため、特に変わったことはありません。DSC00227とりあえず、空港の行ける範囲は全て物色しました。時間あって暇だったので。無駄に歩き回って疲れました。上は資生堂の化粧品。DSC00233ターミナル中、マトリョーシカだらけ。みやげ用に3体買いました。DSC00234特に意味なし。DSC00236シュールで吹き出しそうになりました。DSC00239寝床。研究室での光景に似てなくもない。DSC00248ターミナルでは、あちこちにSAMSUNGのテレビが設置され、いろいろなCMが流れていました。内容は中国の自動車メーカーの長城汽車、同じく家電メーカーのHAIER、何故かWWFなどがありました。旧共産圏の影響なのか中国系の会社の宣伝が多く、日本のものは見当たりませんでした。DSC00252これから乗るザグレブ行きの飛行機。これまた少し遅れました。こちらは5時間くらい?でした。DSC00253ついに到着。クロアチア・ザグレブです。今年7月にEUに加盟したばかりで、空港にはその関係の看板も多かったです。さて、これからどうなることやら。

それでは、続きは次回に!

IAESTEインターンシップ

今回、1ヶ月半のIAESTEインターンシップの記録をしっかりと書いていきたいと思います。今までの海外研修ではあまり記録をしっかりとしていなかったので・・・

はじめに

今回、IAESTEの海外インターンシップに参加できることになりました。IAESTEのインターンシップは、主に理系の学生を中心に、海外の大学や企業などでの研修を斡旋しているものです。これは、世界中の企業や大学の協力によって成り立っています。認定試験がありますが、これはそれほど苦労なく通過することができました(点数はあまり良くなかったようですが)。おそらく、理系の大学生で修士を目指しているような方であれば、手の届く範囲内であると思います。

今回参加しようと思ったきっかけ

立派な「動機」といえるようなものは、特にありません。もちろん、ただ遊びに行くというようなつもりはありませんが。とりあえず、日本で普通に研究室にいてはできない経験がしたいということはありました。修士といえば、研究室に夏休みもずっとこもって研究を進めるということが一般的でしょうが、現状これにはあまり意義を感じていません。また、自分が同団体の学生委員をしており応募の敷居が高くなかったということもありました。

「何か」を見つけよう

今回、「何か」を見つけることを目標にしたいと思います。現状で、しっかりと自分の将来を決めている人であれば、もっと具体的な目標が定められるのかもしれませんが、自分の場合、今は将来何がしたいか、何をするべきなのか、全く見えなくなってしまっている状態です。学科や研究室で周りを見渡して見る限りでも、特に自分が目指したいというようなものも見つかりません。今回は、東欧という非日常空間でのインターンを通して、まだ見ぬ刺激に触れることによって新たな自分を発見したいと考えています。ただ、これは黙っていて見つかるというものではなく、あくまで努力して見つけに行くんだ、という意識は常に持っておきたいと思います。

積極的に!

自分がいつも弱いのはここです。今回は、現地の研修生との関わりや休日の過ごし方など、とにかくなんでもやってみる!ということを常に心がけようと思います。