格安回線(MVNO回線)はなぜ安いのか。

格安スマホ

今回は、格安スマホで利用される格安回線(MVNO回線)がどうして安いのかを考えてみましょう。

MVNO回線とは

MVNO回線とは何でしょうか。MVNO:Mobile Virtual Network Operatorとは「仮想移動体通信事業者」の意味で、携帯基地局などのネットワーク設備を自前で持たず、ドコモなどのネットワークを借りてビジネスを行っている携帯事業者のことです。MVNOMVNO事業者は、基地局などのネットワーク設備はドコモなどから借りて事業を行っています。よって、つながりやすさなどは提供元と変わりがないのです。安いからといって、圏外が多い、などということはないのです。

どうしてMVNO回線は安くできるのか

では、どうしてMVNO回線は安く利用できるのでしょうか。ドコモなどから設備を借りているのに、どうしてドコモよりも安く利用できるのでしょうか。MVNO安さの仕組みこれは、安さの仕組みを簡単に説明したイメージです。 値段などの数値は便宜上です。

まず、MVNO事業者はドコモなどにネットワーク使用料を払って、一定の通信速度・通信量のネットワーク使用権を借り受けます。

これを、MVNO事業者はそのままユーザに使わせるのではなく、1ユーザあたりの通信速度・通信量に厳しめの制限をかけて提供します。これは、最初にドコモから借りた使用権を「分割」して各ユーザに提供していることに相当します。

例えば、MVNO事業者が最初にドコモに支払ったネットワーク使用料を12500円として、それを通信速度・通信量で125に分割して提供したとしたら、1ユーザあたりの使用料は100円というように安くできるわけなのです。分割を多くすればするほど、ユーザの利便性は低下しますが、ユーザが支払う金額は下げることができるのです。

 

 

 

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