Debian 12のapt lineについて

システムが参照するaptリポジトリは/etc/apt/sources.listに記載されています。

Debianをローカルインストール用の大きなイメージを使用してインストールすると、aptのリポジトリとしてインストールに使用したメディアだけが追加された状態になります。これではインターネット経由でパッケージの更新やインストールができないため、多くの人が望む状態ではないと思われます。

例えば以下のような行だけが含まれた状態です。

deb cdrom:[Debian GNU/Linux 12.1.0 _Bookworm_ - Official amd64 DVD Binary-1 with firmware 20230722-10:49]/ bookworm main non-free-firmware

それに対し、ネットワークインストール用のメディアからインストールした場合、12.1のデフォルトは以下のようになっていました。

deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ bookworm main contrib non-free non-free-firmware
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ bookworm-updates main contrib non-free non-free-firmware
deb http://security.debian.org/debian-security bookworm-security main contrib non-free non-free-firmware

これをsources.listに記載することで、ネットワーク経由のパッケージ取得ができるようになります。

各OSで音楽を聞きながら寝る場合の簡易再生OFFタイマー

それぞれのコマンドラインで、以下を実行します。30分(=3600秒) sleepさせたあとシステムスリープのコマンドを呼び出すだけの強引な方法ですが、とりあえず音楽の再生は止められるので良しです。

Windows

sleep 3600 ; rundll32.exe PowrProf.dll,SetSuspendState

Linux

sleep 3600 ; systemctl suspend

Mac

sleep 3600 ; pmset sleepnow

Windowsで、UEFI起動順序を変更する

さて、皆様はWindowsとLinuxなどでデュアルブートを利用していますでしょうか。デュアルブートを利用している方は、片方のOSを入れ直したりアップデートしたタイミングでUEFIの起動順序を変えられてしまい、修復に苦労した、なんて経験がたいていあるのではないでしょうか。

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retro-proxyで、レトロブラウザで今日のWebを閲覧できるようにする

はじめに

こんにちは。私は普段からいろいろなレトロデバイスを集めては動かして楽しんでおりますが、古いPC/Mac/携帯などでWeb閲覧をしようとした際に大きな壁となるのが現代のSSLとCSS、JavaScriptです。
SSLは暗号化方式が新しくなったりルート証明書が更新されることで、アップデートの止まったレトロデバイスでは接続することができなくなります。
特に、近年は対話的なサイトだけではなく閲覧するだけのページでさえSSLを要求してくることが一般化したため、Windows XPのIE6くらいでもWikipediaすら表示できない事態になっています。
CSSについては規格が新しくなることでアップデートの止まったレトロデバイスでは正しく処理できなくなっています。
また、JavaScriptはクライアントサイドでのレンダリングなどでどんどん処理量が増えることでレトロなデバイスには処理しきれなくなっています。

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Ubuntu 22.10 on MacBook Proでファンクションキーの入れ替え

Macではファンクションキーがデフォルトではメディアキーとして利用されるようになっていて、 それはLinuxをインストールしても同様です。

以下を参考にしつつ設定を行いましたが、Ubuntu 22.10ではモジュール名が変わっていたのでメモです。(どのバージョンから変わったのかはわかりません。)

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