表題のような現象で何回か悩まされたため共有しておきます。
NVIDIA GPUを搭載したMacにデュアルブートで他OSをインストールした場合に、NVIDIAの公式ドライバを入れると、公式ドライバが読み込まれた瞬間に画面がブラックアウトして戻ってこなくなるような問題を何度か見ています。
これについて、日本語ではあまり情報がなく、海外のフォーラムなどでいくつか情報が上がっていました。
結論から言うと、UEFIモードでWindowsやLinuxをインストールした場合に起きるようで、解決策としてはBIOSモードでOSインストールするしかないようです。
私は以下の組み合わせでこの現象を見たことがあります。
- MacBook Pro (2007)
- + Ubuntu 18.04
- Mac Pro (2012相当の2009、GTX680搭載)
- + Kubuntu 20.04
- + Windows 11
Ubuntuの場合は、公式バイナリドライバを使わずにオープンソースのnouveauを使うことでもこの問題を回避できるようです。私のGTX680は古いせいか、nouveauでもそれなりに3Dアクセラレーションは効いているようでした。こちらを使うのも手かもしれません。
Windowsの場合も公式ドライバを使わない方法もあるかもしれませんが、最近のWindowsはWindows Update経由で勝手にドライバを適用するので、問題の状態だと起動してしばらくすると勝手に画面がブラックアウトしてしまいます。
BIOSモードでOSをインストールするには、Windows、Linuxともにインストール時に起動モードをLegacyにする必要があります。Macでこれを行うには、まずmacOSからrEFIndをインストールしておきます。rEFIndの起動選択画面で、Legacyの起動項目を選択することでBIOSモードでインストーラを起動できます。
Linuxの場合はおそらくこれだけでよいですが、WindowsをMac Proにインストールしようとした場合いくつかはまったので、以下の記事にて解説してあります。