はじめに
さて、現在一人暮らしをしていますが、最近仕事も忙しくなったこともあり皿洗いが面倒に感じるようになりました。疲れが続いているときなどすぐに溜まっていきます。これは自動化できたらなと思い製品を探しはじめました。
探してみると、日本の有名メーカー製はだいたい洗濯機のように水栓を直接接続するタイプのものなので、台所の都合でそれができない場合には使えないことになります。Amazonなどで見ると、中国メーカー製などでタンク式のものが出ているようでした。しかし、中国メーカー製でも3万円くらいするものがほとんどで、まだ効果がわからない状況で買うのはちょっとな、と思っていました。
ふとメルカリを見ていると、MOOSOOという聞き慣れない会社のMX10という機種の新品ジャンクが9000円ほどで売られているのを見つけました。Amazonでも売られている製品です。
どうやら同じ出品者が複数出品していて、そのすべてがタンクからの水汲みあげ不良ということで、輸送中に故障したというようなことが書かれていました。どうやらこの機種の設計レベルでの持病のようですね。(売っている方はどこかのストアの裏アカでしょうか)
これならおそらく汲み上げのホースが外れたとか切れたとか、すぐ治せるレベルじゃないかと考え購入することにしました。
修理実施
さて、届いたものがこちらです。
さて、届いてすぐに動作させてみたところ、たしかにポンプから水を汲み上げるところでそれができずに水量不足のエラーになります。そもそも水を吸う負圧が発生していなそうでした。
ひっくり返してみると、底面パネルはネジ一つ外してパネルをたわませるだけで外せました。
(後日追記) 以下の図の、赤丸のネジをまず外します。その後、青い四角の爪を持ち上げながら正面方向にスライドさせます。このとき、パネルを少したわませます。
裏にはつながっているケーブルがあるため、外す際には気をつけてください。
(後日追記) パネルを開けたところ。
さて、水汲み上げのポンプを見てみると、、なんと!
ポンプにホースを接続する部分が折れていました!これは汲み上げできないわけです。輸送中に振動で折れたのでしょうか。明らかに強度不足ですね。
さて、ここまでわかればあとはくっつけるだけです。とはいえ、食器を洗う水が触れる部分なので、通常の接着剤はあまり使いたくありません。このため、水に強く人体への影響も少ないと言われるホットボンドで接着しました。材質との相性も良かったようで、それなりの強度で接着できました。ここはそれほど負荷がかかる場所ではないはずなので、おそらくこれで十分です。
接着時の注意点として、ホットボンドが接着部の内側に広がってホース内を塞いでしまうということがあります。このため、爪楊枝などを出し入れするとか、あらかじめ入れてスペースを確保しておくなどするのが良いと思います。
さて、これでパネルを閉じて動作させてみます。バッチリ汲み上げできて成功です!
何度か試して漏水が無いかは確認したほうがいいです。
本記事の内容を実施する際は自己責任でお願いします。漏水で家が燃えたとしても、私は責任は負いかねますので、、。
「食洗機MOOSOO MX10の新品ジャンク(タンク汲み上げ不良)を修理する」への1件のフィードバック