先日、2月6日から15日まで、VIA ESIという海外研修プログラムに参加してきました。ESIはExploring Social Innovationの略で、社会イノベーションに関する学習、ワークショップ、訪問が主でした。VIAは1960年台から活動している非営利団体のようです。今回は、東大のGCLプログラムを通した参加です。
場所は、アメリカ・サンフランシスコです。IT企業やコンピュータ・サイエンスの聖地である、シリコンバレーやスタンフォード大学から程近いアメリカ西海岸の都市です。街でもその匂いは感じられ、ホテルのすぐ近くにTwitterの本社があったりしました。
ホテルはこんなところ。もうすぐ創業100年になる老舗ホテルのようで、内部も歴史が感じられる作りでした。
今回訪問した団体は、次のようなところです。
- Episcopal Community Services (ホームレスの支援)
- KIVA (マイクロ・ファンディング)
- Delancey Street Cafe (元受刑者の支援)
- Stanford大学 d.school (様々なイノベーションの創出)
- BAYCAT (映像制作を通じた、経済的に困難な子供の支援)
- Impact HUB (コ・ワーキング・スペース)
- Autodesk Gallery (CADで有名なAutodeskのギャラリー)
- Code for America (公共システムのオープン開発)
また、学習やワークショップの主なトピックは次のようなものでした。
- アントレプレナーシップ (起業家精神)
- ストーリー・テリング (自分の体験などを話を通じて人に伝えること)
- プレゼンテーション
- デザイン・シンキング (イノベーションのための思考法)
- エコシステム
- フィランソロフィ
- MOOCs (インターネットを通じた授業配信)
- リフレクション (行ったことの振り返り)
今回の主なテーマは「社会イノベーション」であり、社会問題やそれに対する非営利団体(NPO)の挑戦など、自分がこれまで関心を持ってきたものづくりやITサービスなどとは少し離れた領域でした。それだけに、知らないことが多くあり新鮮でした。以降、今回体験したことや学んだことなどを何回かに分けて書いていこうと思います。