「格安スマホ」とは何か。

格安スマホ

kakuyasu最近何かと話題の「格安スマホ」。従来のスマホとどう違うのか、どうして格安にできるのか、どういう人に向いているのか、考えてみようと思います。

ズバリ言うと、

格安スマホ = 格安端末 + 格安回線(MVNO回線) のパッケージです。イオンなどが最近この販売に乗り出してきています。

従来のスマホとどう違うのか

まず、格安スマホは従来のスマホとどう違うのでしょうか。ここでいう従来のスマホとは、携帯キャリア3社(ドコモ、au、ソフトバンク)が、以前から提供しているスマホとその契約のことです。

違いその1: MVNO回線を使用している

まず、MVNO回線とは何でしょうか。Mobile Virtual Network Operator:MVNOとは「仮想移動体通信事業者」の意味で、携帯基地局などのネットワーク設備を自前で持たず、ドコモなどのネットワークを借りてビジネスを行っている携帯事業者のことです。これにはb-mobileが代表的です。

MVNO回線は、一ヶ月に通信できる量や通信速度が大きく制限されているものの、携帯キャリア3社による契約より大幅に安く利用できるという特徴があります。この理由は後ほど述べます。

違いその2: 機種本体に安いものを使用

格安スマホは、そもそも携帯機種本体に大幅に安いものを使用しています。これは、近頃の価格破壊によって実現したものです。格安スマホの多くは中国などのあまり聞き慣れないメーカの機種を利用していますが、品質はかなり高いです。

日本では、携帯3社の従来からの契約では、端末料金を分割支払いとし、利用料金に上乗せすることで実質無料のように見せかけることが長年行われてきたため、機種「本体」の値段という概念があまりありません。しかし、実際には当然お金がかかっているので、これを安いものにすることで、携帯自体の維持費を安くすることができるのです。

例として、iPhoneの最下位機種「iPhone 5c 16GB」のSIMフリー版は57800円ですが、イオンのスマホ第2弾は15120円です。(2014年9月3日現在)

違いその3: わかりやすい料金体系

従来の携帯キャリア3社の料金体系は、非常にわかりにくいものでした。しかも、そこかしこに罠が仕掛けられていて、かなり勉強して臨まないとすぐに不要な料金を搾り取られたりしたものです。

しかし、格安スマホの契約は、非常に単純明快です。最初に端末代を支払って端末を買い、あとは毎月契約に応じた利用料を支払うだけ。なんとか割2年契約で、途中解約は違約金だとか、そういう悪どさは一切ありません。(単純に端末を2年ローンにして利用料と一緒に支払うなどのオプションはあります)

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