「ポイ捨て」について考えたこと

こちらに来て、結構気になったのが「ポイ捨て」です。とにかく、タバコなどはほとんどの人がポイ捨てします。自然のなかでもポイ捨てします。また、他の研修生もポイ捨てしますし、ちょっとびっくりです。それでも、なぜか街はとても(東京より)綺麗です。掃除も多く、隅々まで行き届いているのだと思いますが、こちらからしてみれば、それなら最初から捨てなければいいじゃんと思ったり。

ヨーロッバはその辺りの意識は高いという印象があったので、これは少し意外でした。それはそれで良いのですが、日本人としては絶対にそのようなことはしたくありません。

とはいえ、ちょっと前まで東京も似たような状況だったかもしれません。これらを見て、いつの間にか東京は意識が高くなったんだなということを感じました。近頃では、街で堂々とポイ捨てする人も見なくなったような気がします。今ポイ捨てをするのはDQNに限ったようなものです。自分も特に「良い子」ではありませんが、それでもポイ捨てをしようなどという発想は自然とわきません。一頃よく見た、ポイ捨て防止のポスターやスローガンすら最近は見なくなってきたような気がします。ところが、こちらのポイ捨てはDQNに限りません。ここまでみんなさらっとやっていると、もはや文化の一部なのかとすら思ってしまいます。

こちらはこちらの文化で良いのですが、東京の良さも少し感じました。

クロアチアの人々について

クロアチアの人たちは、本当に皆さん親切で温かいです。スーパーへ買物へ行った時や大学の受付などで、言葉が通じずに困っていると周りの人ががすかさず助けてくれます。また、とても話好きな人が多いようで、街でもいたるところで立ち話をしている人を見かけます。多くの人が微笑みかけてくれ、とても温かい印象です。

ここOsijekや、Zagreb、Splitなどを見る限り、治安はとても良いようです。そもそも「ヤバそうな」人を街で見かけることがありません。下手をすれば日本より良いかもしれません。新宿のほうがよほど怖いです。これは、正直意外なことでした。東欧といえばルーマニアにおいて、日本人のAIESECからの研修生が殺される事件があったり、歴史的に紛争の絶えない地域でもあることから、もう少し荒んだものを想定していました。

街は、とても綺麗です。清掃が行き届いており、東京よりも綺麗です。建物はとても古めかしい、エレガントな石造りがほとんどです。精緻な作りこみがなされているものも多く見られます。街には、ところどころに内戦の爪痕が見られます。石の壁に、銃弾の後が残っているものがかなりあります。

こちらの皆さんは交通ルールをとても良く守っているようです。一番驚いたことは、信号の無い横断歩道で待っていると、必ずと言っていいほど車が止まってくれることです。東京ではこちらがある程度無理やり進んでいかないと誰も止まってくれないことすらあります。

こちらの皆さんの気性は、曰く、「少し働き、たくさんコーヒーを飲む」だそうです。街にはたくさんのカフェがあり、常に人が談笑をしています。平日の昼間でも人がいっぱい(笑)みたいなことを言っていました。lazy(笑)と言う人も居ました。

Marioさんは、年が上の人ほど内向き志向が強く、コミュニケーションしたがらない人が多いということも言っていました。が、そうした感じを受けたことは今のところありません。これはもしかすると、理由は違えど日本もそうであることから、感じにくいのかもしれません。

こういった中でも、やはり民族の問題はかなり多く残っているということも聞きました。セルビア人を嫌っている人はかなり多いようです。しっかりした教育を受けている若い世代はだいぶ良くなっているといいますが、それでも親が古い考えを植え付けたり、政治家が「戦争を忘れるな」のような宣伝をするといった問題があるようです。実際、あまり好きではない、といっている学生も居ました。

また、「ジプシー」と言われる人々に関する話も聞きました。ジプシーは元はインドの出自で、旅芸人のように各地を転々として生きてきた民族ということです。そのジプシーが、今では国境の問題で移動できなかったり伝統的な習慣で物乞いをするなど現代の文化に合わず、差別などが起きているそうです。また、かつての習慣からか子供を学校に入れたがらないのだそうです。このような、特有の難しい問題も内包しているということを知りました。

Get Together Split!

結構経ってしまいましたが、9月6日〜8日はSplitでのIAESTE Weekendに行ってきました。これは現地IAESTE委員が主催しているもので、近隣で研修中の研修生が集まってきます。

Osijekのバスターミナルから出発。日本の高速バスと大差なく、相変わらず足の置き場がなく寝づらい。ただ、隣の人が居なければ2つ席を使って寝ても怒られないので、それは良いかも。DSC00670

バスはザグレブを経由し、細長いクロアチアに沿って走っていきます。ボスニアを横切れば直線距離は近いですが、どうやらそうした経路はない模様。ハイウエイが無いのか、政治的な理由かは不明。夜が明けると、バスは臨海部を走っていました。このような美しい街がいくつもありました。地形が凹んでいるところに港を抱え込むような形の街がいくつも存在しており、日本の東北地方のようでした。DSC00676

到着。プログラムの開始は夕方ですが、到着は10時ごろだったため、しばらく街を散策することに。そうしたら、同じく早めに到着していた山本さんから連絡があったため、一緒に街を回ることに。

市場。野菜や果物が多く売られていました。虫が多い。山本さんによると、飛んでいる蜂のような虫は刺されると結構ヤバイとか何とか。DSC00683

よくわかりませんが、試食。DSC00686

チクラ、というそう。DSC00688

街のランドマークとも言える大聖堂へ登ります。DSC00698 DSC00701 DSC00702 DSC00704 DSC00715 DSC00716

鐘を鳴らすための機械仕掛。DSC00732

スプリットは、元々あった宮殿の上に、集まってきた人々が家などを築いてできた街だそうです。これはおそらくその正門。土産屋が立ち並んでいました。DSC00740

海の方へ。DSC00743

水が綺麗です。 DSC00746

現地のIAESTEの方がおすすめしてくれたスパゲッティ。DSC00751

夕暮れ。某恩師の方に教えていただいたとおり、山の上に沈む太陽を見ました。DSC00758 DSC00766

「EUROFLEURS」というイベントをやっていました。これは、お題であるこのパイプを使って、2時間でフラワーアートを作りあげるコンテストということでした。DSC00767 DSC00771

プログラムの開始時間が近づいたので、ホステルへ。集まった後、食事+ビールに移動。その後ボウリングへ。ルールやボウリング場の様子はほぼ日本と変わらず。結構日本独特のものだと思っていたので、意外でした。ただそれほど年中やるわけではないとのこと。この後は、クラブへ。

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翌日は、ラフティングです。朝はみんな遅く、よく待ちが入るなど、日本の感覚でいうと進行は結構グダグタです。途中、ボスニアで研修中だった木月さんと合流しました。これで日本人は3人になりました。

まずはお昼。DSC00799

準備。DSC00803

残念ながら、ラフティング中はカメラを持っていなかったので、写真はなし。これは終わった後。DSC00814

次に夕食へ。ラフティングの管理事務所?にいたネコ。DSC00822 DSC00838

そしてワンコウ。噛んだり山本さんの服を破いたり、靴を持ってったりとやりたい放題です。悪ガキ。種類は「クロアチアン・シェパード」というらしいです。シェパードなんですね。その割にはシツケが・・・(笑)DSC00858

このようなNiceな車をよく見かけます。DSC00867

夜は海辺でお酒。DSC00885 DSC00889 DSC00895 DSC00897

 

飲み終わったビンなどを置いておくと、いつの間にかなくなっています。これは、ゴミを集めて持って行くとお金を貰える制度があるため、一生懸命に集めている人がいるからです。

翌日はCity Challenge。いくつかのお題をグループでクリアしていきます。この中で、王冠を集めると一個につき+1点というお題があり、外国人3人が必死で落ちている王冠を集めるという、現地の人から見たら何とも奇妙であろう事態になりました。DSC00920

宮殿の正門?の内側で行われていたショー。DSC00936 DSC00954

お昼を食べた後、午後は少し海へいきました。そして、帰りのバスへ。

Good Bye Split!!DSC00982

日本食発見!

先日、スーパー(KONZAM)にて日本食材を発見しました。アジア人もほとんど居ない町なので、正直日本食材は見つからないだろうと思っていたため、少し驚きました。

しかも、特別なコーナーではなく、このような普通のコーナーの中にありました。DSC00649

キッコーマン醤油。このような田舎町にまで届いているのですね。DSC00644

こちらは、「SAITAKU」という、聞きなれない会社。日本の会社かどうかはわかりません。このブランドで、いくつかの日本食材が売られていました。まずはみそ汁。DSC00646

「SUSHI RICE」。寿司と書いてあるもののおそらく普通の米。酢などが予め入っているということはありません。まだ食べていませんが、おそらく日本の米か、それに近いものになっていると思われます。米自体はこちらでもたくさん売っていますが、全て日本のものとは違った細長い外国米です。これは見た目こそ似ているものの、パサパサしていて味は全く日本のものとは異なっています。が、これは唯一の日本の味の可能性が。DSC00647

そしてなんと、日清のカップ焼そばが売っていました!これも驚き。味は、「TERIYAKI」味と「CHILI」味がありました。外国向け製品のようで、日本とは風貌が異なっています。パッケージの表記もいくつかの周辺の言語で書かれていて、「MADE IN EU」となっています。日清はここまでグローバル展開していたのですね。DSC00648

いくつかを購入してきました。寿司が食べてみたいというルームメイトの希望もあり、のりとわさび、そして米を買ってきました。が、寿司はまだどう作ればよいかわからないので、もう少し先になりそうです。とりあえずいつでも買えることはわかったので、ご飯だけは炊いてみようかと思います。DSC00663

日清焼そばを食べます。DSC00988

表記は英語もなし。DSC00989

カップラーメンのようです。DSC00991

完成。味は確かに照り焼きっぽく、日本にある普通のソース味とは少し違いました。が、さすが日清製のためか、日本の味だと思いました。こちらに来てから初の日本食です。DSC00994

大学初日。 9月2日

翌日は月曜日で、大学に行く初日。コンタクト・パーソン(CP)のAnaに道を教えてもらいながら、大学に向かいました。ですが、担当の教授がおらず、この日は別な先生といくらか話した後、すぐに終了になりました。この後は、税務署の手続きやお給料を受け取るための講座の開設などをAnaと一緒に行いました。DSC00561DSC00563

手続きにはパスポート等のコピーが必要ですが、こちらはコピー機はセルフサービスではなく、専門店に行って行うもののようです。町中のあちこちにコピー屋があり、カウンターで担当の人に頼んで行ってもらうという形式でした。コピー屋の店頭には日本の会社のロゴも並んでいました。DSC00564

この町出身の作曲家だそうです。DSC00565

この後、学食にいき昼食を食べました。これがとても面白かったです。こちらで、何故か日本の「サスケ」を、「Ninja Challenge」という名前で放送していました。日本における「X-GAME」などのように、コンテンツは輸入し、それに現地語の実況などをつけて放送しているもののようです。

それにしても、なぜサスケなのか・・・。しかもウェイターさんも結構しっかり見てるし・・・。DSC00566

このような料理を注文しました。学生証があると、格安で食べられるようです。この日はAnaに注文してもらいました。DSC00568